慢性腎臓病(CKD)と人工透析

血液透析

週2-3回、医療施設で専門スタッフによって行われる透析です。




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血液透析の方法

血液透析(Hemodialysis:略称HD)は、現在最も広く行われている透析療法です。 血液透析では、血液を体外に取り出し、ダイアライザーと呼ばれる透析器(人工の膜)に通すことによって、血液中の不要な老廃物や水分を取り除き、血液を浄化します。きれいになった血液は、再び体内に戻されます。 血液透析では、血管に針を刺して血液を連続的に取り出す必要があるため、手術によって、前腕の動脈と静脈を皮下でつなぎ合わせてシャントと呼ばれる血液の取り出し口を作ります。

血液透析の原理

血液透析では、血液は血液回路と呼ばれるプラスチック・チューブを経て、体内から透析器に送られます。
透析器は老廃物や余分な水分を血液から分離することにより、人工腎臓の役目を果たします。
透析液が老廃物や余分の水分を運び去り、浄化された血液が患者さんに戻されるのです。 この治療プロセスは血液透析装置により管理されます。
これは血液を汲み出し、抗凝血剤を加え、血液浄化を調整し、透析液の混合や装置内での流量を調節する機械です。
またこの機械は、患者さんの脈拍、呼吸、体温等を監視し、記録することもできます。
患者さんは通常1週間に3回、1回に3~4時間の治療を受けます。

慢性腎臓病(CKD)と人工透析

医療コラム