メディカルダイエット外来
両国東口クリニック&メディカルフィットネスT‘s Energyが提供する
メディカルダイエット外来について
ここでは、当クリニックで実施しているGLP-1(Glucagon-Like Peptide-1、グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬(以下GLP-1と略します)を使用したメディカルダイエットについて説明します。
※当クリニックでのGLP-1ダイエットは、メディカルフィットネスT’s Energy会員の方にのみ実施しています。
GLP-1ダイエットでは、生活習慣の改善や運動の併用は、不可欠と考えるからです。
詳しくは、以下の内容をお読みください。
現在会員でない方は、T's Energyへの入会をお願いいたします。
こんな方におすすめです!
- 自力でダイエットを続けるのが難しい方
- 体脂肪や内臓脂肪が気になる方
- 年齢をかさねるにつれて痩せにくいと感じている方
- 食事制限がつらく減量できない方
- 運動不足が続いている方
GLP-1ダイエットをご案内できない方
- 糖尿病の確定診断がされている方
- 18歳未満、75歳以上の方
- 妊娠やその可能性のある方、授乳中の方
- その他健康上の理由等で医師が不適切と判断した方
GLP-1受容体作動薬のメカニズム
GLP-1は、食事の摂取後に小腸から分泌されるインクレチンというホルモンの一つで、血糖値の上昇を抑える働きを持っています。
インスリン分泌を増やす: GLP-1は膵臓のβ細胞に作用し、血糖値が高い状態でインスリンの分泌を促進します。この作用により、食後の血糖値を下げます。
グルカゴン分泌を抑える: GLP-1は膵臓のα細胞に作用して、グルカゴン(血糖値を上げるホルモン)の分泌を抑制し、これにより肝臓からの糖新生が抑えられます。
胃の動きを鈍くする: GLP-1は胃からの内容物の排出を遅らせるため、血糖値の急上昇を防ぐことができます。
食欲を抑える: GLP-1は中枢神経系に働きかけ、食欲を抑える効果があります。食べる量が減り、血糖コントロールを改善させるだけでなく体重減少が期待できます。
インスリン分泌の調節とグルカゴンの抑制というダブルの効果により、優れた血糖降下作用を発揮します。
さらに、GLP-1受容体は心臓や血管、腎臓などにも存在し、GLP-1受容体作動薬には血管や各臓器の炎症を抑えたり血管を拡げたりする作用があることが報告されています。
血糖値を下げる薬という枠組みを超えた多面的な健康効果があると考えられます。
当院で主に使用しているGLP-1(マンジャロ)について
当クリニックでメディカルダイエットに主に使用している、GLP-1注射薬「マンジャロ」について説明します。
マンジャロ(成分名:チルゼパチド)
【用法・用量】
通常は2.5mgから開始して4週間投与した後に、5mgに増量します。
4週間以上の間隔をあけて2.5mgずつ増量できます。
15mgを上限として増量できます。
【使い方】
週に1回の注射薬で、皮下に投与します。 針先交換は不要です。
マンジャロは、持続性GIP/GLP-1受容体作動薬というGLP-1に加えて、もう一つのインクレチンホルモンであるGIP(Gastric Inhibitory Polypeptide、胃抑制ペプチド)の作用を持つ新しい薬です。
GIPは、GLP-1と同じように食事に応じて膵臓からインスリンの分泌を増やしますが、2型糖尿病の患者さんではGIPの作用が大幅に低下しています。
GIP受容体作動薬によってこの働きを補うことができます。
また、GIPは中性脂肪や遊離脂肪酸、血糖を脂肪組織に取り込んだり、血流を改善したりする効果もあります。
一方で、GIPはグルカゴンの分泌も促進します。実は、グルカゴンは血糖値を上げるだけでなく、脂肪を分解し、腸の動きや食欲を抑える効果もあります。
これにより、より一層の体重減少効果が得られると考えられます。
マンジャロ(チルゼパチド)は、日本では2023年に発売されたGIP/GLP-1受容体作動薬です。
SURPASS試験と呼ばれる大規模な臨床試験でその優れた効果が示されました。
試験開始から40週間後、15 mg/週投与群ではHbA1cが約2%下がり体重が9.5 kg減りました。
GLP-1受容体作動薬のオゼンピックと比較した試験では、いずれの用量においてもマンジャロはオゼンピックよりもHbA1cを大きく下げ、体重減少効果についても同等かそれ以上でした。
副作用について
このように、GLP-1受容体作動薬およびGIP/GLP-1受容体作動薬は優れた薬ですが、潜在的な副作用のリスクは0ではありません。
| 下痢や嘔吐 | 消化管の動きに影響を与えることから、吐き気、嘔吐、下痢、便秘などの消化器系の症状が最も一般的な副作用です。 |
| 低血糖 | 他の糖尿病薬(特にインスリンやスルホニルウレア剤等)と併用すると低血糖のリスクが高くなります。 |
| 急性膵炎 | 急性膵炎のリスクがわずかに増加するという報告がありますが、このリスクはまだ議論の余地があり、確立はされていません。最近のメタ解析ではGLP-1受容体作動薬の使用は2型糖尿病患者さんの膵炎・膵がんの発症と有意な関連はありませんでした。 |
| 胆のう・胆管疾患 | 特に長期間、高容量のGLP-1受容体作動薬を減量目的で使用すると胆道系に問題が生じることがあります。最近のメタ解析では胆石症のリスクが1.27倍、胆嚢炎のリスクが1.36倍、胆管疾患のリスクが1.55倍に増えました。 |
| 甲状腺がん | 1~3年間継続してGLP-1受容体作動薬を使うと全タイプの甲状腺がんおよび甲状腺髄様がんの発症リスクが1.5倍以上に増加するという報告がありますが、別の研究ではGLP-1受容体作動薬の使用と甲状腺がんの発症の間に関係はありませんでした。 |
| アレルギー反応 | アレルギー反応や注射部位の反応(出血や硬結)が報告されています。 |
ダイエット効果について
GLP-1ダイエットは「満腹感が持続しやすい」、「食べ過ぎを防ぐ」、「脂肪を分解しやすくする」という働きが期待できます。ここではそれぞれの仕組みについて詳しく紹介します。
GLP-1薬は、胃の動きを遅くして、食べ物が胃に残っている状態を持続させます。
そのためいつもよりも少ない食事量でも満腹感が長く続きます。
脳にある満腹中枢に働きかけることで、過剰な食欲を抑える働きも期待できます。
食欲が低下することにより、ダイエット中に起こりがちな暴飲暴食を防いで、自然と食事量を減らしてくれるのです。
GLP-1薬にはエネルギーを貯める働きの白色細胞を、熱を作る褐色細胞に変化させるような働きも知られています。
脂肪にアプローチすることで、基礎代謝を上げて健康的な体型を目指せるのです。
ダイエット効果を高めるポイント
GLP-1ダイエットでは食欲が抑えられますが、食べる量を減らすだけではなく、食べるべきものを選ぶことも大切です。
偏った食生活ではなく、野菜や脂質の少ないたんぱく質を中心に、炭水化物・たんぱく質・野菜や海藻類が揃った栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
運動不足は、ダイエットの大敵です。 ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、脂肪燃焼を促進し、ダイエット効果を高めるので積極的に取り入れましょう。
また、筋トレによる筋肉量の増加は基礎代謝を上げ、体重管理にも役立ちます。
当クリニック付属の「メディカルフィットネスT’s Energy」と連携したGLP-1ダイエットをお試しください。
GLP-1ダイエットを始める前に、医師へ現在の体調や目標体重などを相談し、自身の健康状態に適した計画を立てましょう。
当クリニックでは、糖尿病治療やGLP-1に精通した医師がメディカルダイエットに対応しています。
また、ダイエット中も定期的な検査を受けることで、安全に体重管理を行えます。
専属の管理栄養士が日々の食生活の改善をサポートします。
GLP-1は「満腹感が持続しやすい」、「食べ過ぎを防ぐ」などの効果があるため、楽に続けられる食生活改善を提案いたします。
GLP-1ダイエットにおける運動の必要性について
最近、GLP-1ダイエットに関連する潜在的な筋肉量減少に関する懸念が浮上しており、長期的な健康に重大な影響をおよぼすと考えられるようになってきました。
「The Lancet」に掲載された「筋肉の問題: 医学的に誘発された減量が骨格筋に与える影響」では、GLP-1が肥満の治療に革命をもたらし、体重減少に効果的であることが証明されたことを強調していますが、筋肉量の減少に関連する影響はいくつかの問題を引き起こすことが懸念されています。
最近の研究では、GLP-1 による減量は筋肉量の大幅な減少につながる可能性があることが示されています。
特に、減量した体重の最大40%は筋肉組織の減少によるものと推定されており(Conte C、JAMA 2024)、これは従来の低カロリー食や通常の老化プロセスで見られる割合よりも高い値です。
筋肉量の減少は、体力と筋肉機能の低下や老化プロセスの加速、脂肪量が多く筋肉量が少ないサルコペニア肥満の悪化、心血管機能の低下と死亡率の上昇につながる可能性が指摘されています(TG Shoot Healt 015 bis )。
最近まで、GLP-1 によって引き起こされる筋肉量の減少に対するトレーニングの役割は不明でしたが、「Cardiovascular Diabetology」に掲載されたサンドスタルらの研究や「Diabetes Care」に掲載されたロカテッリらの最近の研究では、GLP-1 による治療中の筋肉量の減少に対して定期的な運動プログラムを取り入れることが不可欠であることが明確に示されています。特に、筋力トレーニングは、筋肉量の維持と増加に効果的であることが示されています。
「eClinicalMedicine」に掲載されたSimon Birk Kjær Jensenらの報告では、8週間の低カロリー食で減量に成功した肥満患者を対象に、運動とGLP-1受容体作動薬の1年後までの減量維持効果を検討するランダム化比較試験を行い、さらに介入期間終了から1年後(104週後)までのリバウンド防止効果も検討し、減量と体脂肪率を減らす効果を維持しやすかったのは、運動と薬物療法の併用者だったとされています。
このことから、当クリニックでのGLP-1ダイエットにおけるマンジャロと運動療法(特に筋力トレーニング)の併用は、GLP-1の減量効果の最大化だけでなく、GLP-1終了後のリバウンド防止にも有効だと考えます。
今まで様々な減量方法を試してみても効果がなかったという方や、減量後にリバウンドを経験した方、安全で効率的な減量をご希望の方は、当クリニックと付属メディカルT’s Energyが提供するGLP-1ダイエットへの参加をお勧めします。
GLP-1ダイエットの治療の流れ
健康状態の確認のため、必要に応じて採血などの検査を実施する場合もございます。
検査は院内で結果がわかるので、その日のうちに結果評価で行います。
※ご相談(診察)のみの場合でも、診察費用がかかります。
料金表
メディカルダイエットは自費診療となります。(消毒綿は無料でお渡しできます)
| 処方薬剤 | 1本あたり(税込) | 1か月分(4本)(税込) |
|---|---|---|
| マンジャロ皮下注 2.5mg アテオス | 4,400円 | 17,600円 |
| マンジャロ皮下注 5mg アテオス | 8,800円 | 35,200円 |
| マンジャロ皮下注 7.5mg アテオス | 13,200円 | 52,800円 |
| マンジャロ皮下注 10mg アテオス | 17,600円 | 70,400円 |
※初回診察料 3,300円(税込)(2回目以降は1,650円(税込))、検査実施時は5,500円(税込)がかかります。
※経口薬のGLP-1である「リベルサス」も使用可能ですのでご相談ください。
※使用済み注射器は、持参していただければ無料で回収いたします。
GLP-1ダイエットで痩せない? 問題点と対処法
「GLP-1ダイエットを開始してもなかなか痩せない」と感じる方は、もしかすると間違った方法でダイエットに取り組んでいるのかもしれません。
ここではよくある間違いとして「GLP-1ダイエットをすぐにやめてしまったとき」、「運動をしなかったとき」、「暴飲暴食をしてしまったとき」の問題点と対処法を紹介します。
GLP-1ダイエットの基本は基礎代謝を上げながら、自然と食事量の減少が期待できることです。
そのため短期間のダイエットを目指している方は、期待した効果を実感しにくくなります。
治療を継続すると少しずつ体重の変化を実感しやすくなるため、まずは2~3か月を目標にチャレンジしてみましょう。
GLP-1ダイエットは食事量の減少が期待できるため摂取カロリーを抑えやすく、基礎代謝を上げて消費カロリーを増やす働きも期待できます。 ただしまったく運動をしないときには消費カロリーを増やしにくくなり、GLP-1ダイエットで期待した効果を実感しにくくなります。
そのようなときには、軽い運動を取り入れることで、期待した効果を実感しやすくなるはずです。
このため当クリニックでは、付属の「メディカルフィットネスT’s Energy」会員の方に限定してGLP-1ダイエットを行っています。
メディカルフィットネス併設の当院だからこそ、満足度の高いGLP-1ダイエットのご提供が可能です。
少しでも興味のある方は、ぜひお気軽にお問合せください。
皆様の健康的な体重管理を医師・スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。



